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 この日は《ディラック祭》という研究室公開日だった。もちろんここでの仮名だ。

 しかしただただ面白くない。

 目に映るものが全て自分にとって未知のものばかりである。場合によっては佇む学生ですら理解不能なものもあるという。だとしても面白くなかったのだ。ワクワクする,ドキドキする,そんな童心や冒険心など全く思い浮かばなかった。ただ一つあったのは,こんなことすら理解できない僕は愚かだ,理解できないやつは一人残らず才能のないバカだから荷物まとめて帰れと言われざれるを得ない。全然勉強が足りない。

 ただ得るものはあった。大学院生に最も重要なのは筋トレであるという極めて重要な知見である。また,ハドロンでのQCDとかそのたぐいばかりに興味を浮かべていたばかりに学生に適切なネガキャンを頂けた他,核多体系に興味のあるトピック*1が見つけられたことにはありがたく思うばかりである。

 

 なんとか間に合った,そう言ってupしただけの記事に価値はあるのか。

 気になった。しかしどうでもよかった。閉じる。閉じても眠れるわけでない。まなこのおくをずっとうごめく。入水訓練。

*1:重たい原子核の様子とか核力の扱いとか